表参道のフォトギャラリー「Space Jing」が臨時開店。
グループ展「まあるい展Vol.4」を開催します。
私も5点程作品を出展させていただいておりますのでぜひご高覧頂ければと思います。
まあるい展は、千葉市内にある障害者の自立支援を行っている施設
「まあるい広場」に通われている方々による手作りの用紙に、出展者
それぞれのテーマの作品をプリントし展示する企画展です。
【開催日時】
2019年01月09日(水)~14日(月) 会期中無休・入場無料
12:00~20:00(最終日は18:00終了)
【会場】
フォトギャラリー Space Jing(表参道駅徒歩約5分)
〒 150-000 東京都 渋谷区 神宮前 5-45-5 中澤ビルB1F
まあるい広場の紙について
まあるい広場の方々が、付近住民からご協力いただき回収した「牛乳パック」を再利用し、手漉き和紙の技法を使って作った手作りの紙です。
- 牛乳パックを細かく断裁して
- お湯で煮たものを
- 表面のコーティングを剥がし
- ミキサーにかけて細かく繊維状に戻し
- 手漉き和紙と同じように漉いていきます
手漉きの工程は水を扱うため重労働ですし、均一な厚さにするには技術が必要です。
また、乾燥も自然乾燥を行うため、デリケートに扱わなければなりません。
もちろん、紙の厚みやテクスチャ―(質感)などは一枚ずつ違います。
特にインクジェットプリント用紙と言う訳では無いので、プリントする時には用紙がプリンターに詰まってしまったり、プリンターのヘッドが用紙に擦れてしまったり、既製品ではありえないトラブルもあります。
一枚一枚面種も違うので、もちろんカラーマネージメントもできません。
ただ、プリントされてくる作品の独特の雰囲気と、用紙と絵柄の一体感は他では見ることのできない、絵画のような仕上がりになります。
まあるい展について
基本的に写真のテーマは設定されていませんので、出展者が思い思いの作品を持ち寄ります。
風景写真もあれば、人物やアーティスティックな作品など人それぞれの作品が毎回揃います。
全然違う個性的な作品が揃う中、展示の一体感を演出してくれているのいが「まあるい広場の紙」だと個人的には思っています。
決して大きなギャラリーではありませんが、100点近くの作品が展示されると思いますのでご都合のよろしい方はぜひご来場ください!