写真展の搬入の時など、電車移動で何枚か額入りの作品を持ち運ぶ場合その重さで苦労することがあります。そこで今回額の軽量化についてご紹介します。
なぜかホームセンターへ
額の軽量化のためにやってきましたホームセンター。実家が電気工事屋だったこともあり、工具とか資材とかが昔から大好きで用事も無いのにたまに来ます。今回は軽量化のための資材調達です。
千葉など郊外のホームセンターは家が一軒建てられるのでは?と思うほど最近は資材等が充実しています。職人さんも仕入れに来ています。
つい余計なものを買って散財してしまいそうなので目的のコーナーへ。
今回軽量化に使うのは「プラダン」です。よく引越しなどで壁を傷つけないように貼ってあるアレです。色はたくさんありましたが今回は4mm厚の黒を選びました。
畳一枚分位あり、本当はもっと小さなものでも良かったのですがこれしかないので仕方ないですね。
今回使用する額
今回使用する額はHAKUBAのアルミフレームです。選んだポイントは
- アルミフレームで軽い
- 前面がガラスでなくアクリル(落下の際割れると嫌なので)
- フレーム前面の枠の幅が細い
- ヨドバシやネット通販など比較的どこでも売っている(額を追加する時に同じものが揃えやすい)
- カラーバリエーションもいくつかある。
こんな感じで選んでいます。黒か銀フレームに白マットが個人的には好きです。
額をバラスとパーツ構成はこんな感じです。
A:マット台紙
B:フレーム
C:裏板
D:アクリル板
この中で重いのは裏板とアクリル板で、マット台紙とフレームだけですととても軽いです。写真展では紙の面質なども見せたいですし、アクリル板の反射も嫌なのでほとんど使っていません。そこで
- 裏板を先程のプラダンに変えて
- アクリル板は抜いて
軽量化していきます。
裏板と同じ大きさでプラダンをカットする
程購入したプラダンを切って裏板の代わりに使用します。この額は
マット台紙の厚さ+アクリル板の厚さ+裏板の厚さ
でフレームに差し込むとちょうど圧着される仕組です。
たまたまプラダンの厚みがほぼ
アクリル板の厚さ+裏板の厚さ
でしたのでラッキーです!
額の枚数分だけ裏板と同じ大きさにカットしました。余ったプラダンはハレ切りなどの黒レフとして使おうかと思っています。
厚みもぴったりで圧着されるため、写真が浮いてしまうことはありません。
裏板とアクリル板をプラダンに変えただけで恐らく半分以下の重さになりました。
その他の額の取り扱いについて
グループ展などで、展示を誰かにお願いする場合には誰の写真かわからなくなってしまう場合があるので、名前やキャプションを後ろに貼っておくと良いでしょう。
箱に作品を入れる前には写真が傷つきにくいように不織布などで覆っておくこともあります。
箱にはあらかじめ布テープを貼っておき、その上から布テープで止めると箱が傷まずにテープも何回でも使えますので搬出の時にテープが無くて困ることもありません。また、予備のテープをくっつけておくと何かの時に便利です。
写真展搬入の際に誰の箱だかわからなくなってしまうので箱にも名前を書いておきます。自分の場合はシールを貼るようにしています。
最後に100円ショップで売っているベルトで縛りかばんに入れます。
大きさは変わりませんが軽くなると持ち運びもだいぶ楽になりますのでぜひ試してみてください。