自分の撮影の必需品です。
SPYDER CHECKERと言うカラーチャートです。
広告の写真を撮影されている方でしたら何かしらのカラーチャートを使っているのではないかと思います。
もし皆様が撮影の「発注側(クライアント)」でカメラマンに撮影を依頼した時にこのようなものを持ってきていない場合、色の管理をされているのかが気になるところです。
様々な使い方があるのでご紹介します。
基本的な使い方
商品撮影時に、このカラーチャートを撮影しておくことで写真編集の際、色がチャートの基準色に近くなるように調整します。
写真の色は、「カメラの設定(主にホワイトバランス)」+「照明の色」で成り立っています。
そのためどちらかが変わると、同じ被写体でも同じ色で再現できなくなります。
例えば商品撮影で同じ商品でも
- 出張でお客様立会いのもと撮影
- スタジオで撮影
のように環境や機材が変わる場合があります。
そのような場合でも、掲載される媒体は同じなので、写真が並んでしまうこともあり色の違いが一目瞭然です。
そこで、環境によらず色を統一させるためにチャートで色を合わせます。
その他、色にシビアな商品撮影や美術品の複写の場合などにもこのカラーチャートで色を合わせると、比較的忠実(※)な色に再現されます。
※色はカメラの設定や印刷やWEBなど掲載メディアによっても変わってくるのでこれが全てではありません。
使い方ワンポイント
このように画面全体にチャートを入れてしまうとあまり良くありません。
画面の周辺部ではシェーディング(周辺減光)やレンズの収差などが多いため、色がずれている可能性があります。
SPYDER CHEKER:Datacolor Japan
http://www.datacolor.jp/products/camerasolutions/spydercheckr.html